2017/12/12 15:40

「絶望」と対峙する人間──映画『GODZILLA 怪獣惑星』公開記念特集レヴュー!

©2017 TOHO CO., LTD.

1954年に誕生した、映画『ゴジラ』は、巨大な文化的アイコンとして世界中の人々に愛されてきた。そして2017年、“ゴジラ”は誰も予想しなかった新たな“進化”を果たす。それがアニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』である。本作で描かれるのは、これまでのどんな“ゴジラ”とも一線を画すシビアでハードな未来世界。二万年もの間、地球に君臨し続けてきた“ゴジラ”とそれに対峙する人類の因縁の物語だ。そしてそんな『GODZILLA 怪獣惑星』の世界へとさらに私達を引き込むのが、劇中で流れるサウンド・トラックたち。音楽を担当したのは「HERO」「真田丸」「半沢直樹」など大ヒットドラマの音楽を手掛け、さらに『ゴジラvsスペースゴジラ』、『ゴジラ2000 ミレニアム』の映画音楽も担当した、服部隆之。そして、主題歌には稀代の才能を持つ新人女性ヴォーカル、XAIが異例の大抜擢。プロデュースは世界的人気を誇る、BOOM BOOM SATELLITESの中野雅之が担当しており、彼女の神秘的な歌声が救いの手となるような美しい『WHITE OUT』が完成した。

壮大なオーケストラサウンドを中心とした迫力ある『アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』オリジナルサウンドトラック』、主題歌『WHITE OUT』を、音楽的視点からみた映画のレビューとともにお楽しみください。

(Text by 福田 愛)


服部隆之 / アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』オリジナルサウンドトラック

【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz)
>>>ハイレゾとは?

【配信価格】
単曲 400円(税込) / アルバム 3,000円(税込)

【収録曲】
01. 怪獣惑星
02. 始まり
03. ハルオの記憶
04. メトフィエス
05. 揺れる中央委員会
06. 研究論文のファイル
07. 分析結果
08. 亜空間航行
09. 地球
10. 気配
11. 中央委員会の決断
12. GODZILLA殲滅作戦
13. 演説
14. 突入
15. 作戦遂行

他 全34曲収録

アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』本予告
アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』本予告

REVIEW : 新しいゴジラが、生まれる。

(※映画のネタバレを含みます)

私は確信した。これは、ただのゴジラのアニメーション映画ではない。これは、「絶望」と向き合う人間を描いたSFアニメーション映画の鮮烈な登場なのである。

舞台は極限状態の絶望に溢れた未来世界。幼き頃に愛する両親も、地球も、生活の全てをゴジラに奪われたハルオが、ゴジラへの復讐を胸に地球への帰還を試みるというストーリー。今までのゴジラのように“現代”ではなく、“遠い未来”を舞台とし、さらに宇宙や異星人まで登場してしまうこの壮大な世界観に私はただただ圧倒されていた。これが、本当にゴジラの映画なのだろうか。その焦りにも似た気持ちは、オーケストラサウンドを中心とした、胸に迫りくる壮大な音楽たちによりさらに助長されることとなる。例えば、宇宙から青い地球を目にした際に流れるM9「地球」。不安定な音程で流れるストリングスサウンドに、教会で響いているような女性コーラスが美しいこの音楽は、壮大な宇宙の世界に私を引き込み、これがゴジラ映画であるということを忘れさせるようであった。

©2017 TOHO CO., LTD.

さらに、「ここより他に、帰る星はない」というハルオの一言でオーケストラサウンドから一転し、エレキギターメインのM26「誘導」が流れる戦闘シーン。映画全体を通してオーケストラサウンドが印象的だが、ここで初めてエレキギターメインの楽曲が登場することにより手に汗握る戦闘シーンが際立ち、ゴジラを絶対に倒すというハルオの強い執念がひしひしと伝わるようだ。

そして、この映画が今までのゴジラと一線を画していることを確実なものとしたのが、ラストのゴジラの登場シーンである。同胞を失い、自らの死を覚悟しながらも長い戦いの末ゴジラを倒したハルオたち。だが、両親を、地球を、全てを奪ったゴジラを倒したという安堵や希望に満ち溢れていた彼らに突き付けられたのは、まだ本物のゴジラが別に存在しているという絶望的な現実であった。ここで、初代ゴジラで用いられた、かの有名な「ゴジラのテーマ」と共に本当の敵であるゴジラが登場するのだろう、と安易に予想していた私は、完全に裏切られることとなる。恐ろしくも神々しい、圧倒的な存在感を放つゴジラの登場と共に聞こえてきたM34「GODZILLA」は、今までのゴジラを想起させる「ゴジラのテーマ」とは全く違っていた。骨太な男性コーラスが静かに、しかし力強く漂う。「ゴジラのテーマ」のようにゴジラを分かりやすく象徴するメロデイはなく、男性コーラスが地底から不気味に響くように歌われる様子は、ゴジラの存在感だけでなく、ハルオたちの破壊された希望と、本当の敵と対峙した恐怖がじわじわと身体を伝う様子を表現しているようであった。

©2017 TOHO CO., LTD.

前回のゴジラ映画『シン・ゴジラ』ではゴジラ登場のシーンで「ゴジラのテーマ」のアレンジバージョンが用いられ、さらに初代ゴジラの音楽を担当した伊福部昭の手による7曲が劇中、エンドロールにて用いられていた。これは、『シン・ゴジラ』が王道のゴジラのイメージを取り入れた、新しいゴジラ映画でもあることを示唆していたように感じたが、そういった“今までのゴジラの音楽”が、『GODZILLA 怪獣惑星』では用いられていない点からも、この映画が全くの新しい物語であるということは明らかであろう。

繰り返し述べるが、これは今までのゴジラ映画から想像されるようなアニメーション映画ではない。絶望の未来世界で生きる人間と、その心情や情景をさらにリアルに感じさせる楽曲。ゴジラを倒したと安堵したハルオ達を裏切る結末となった今作は、2018年以降に公開される残りの2作に続くこととなるが、ハルオは長年の復讐を果たすことができるのだろうか。ともかく、映画史に残るであろう、SFアニメーション映画の鮮烈な登場とこの壮大なスケールの音楽に、私は興奮している。

REVIEW : 新人女性ヴォーカルXAIの、表現力の扉


XAI / WHITE OUT

【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC
>>>ハイレゾとは?

【配信価格】
単曲 400円(税込) / アルバム 2,000円(税込)

【収録曲】
01. WHITE OUT
02. Feeling Alive
03. Somewhere in Night
04. SILENT BIRD
05. はじまりのうた
06. WHITE OUT(Instrumental)
07. Feeling Alive(Instrumental)
08. Somewhere in Night(Instrumental)
09. SILENT BIRD(Instrumental)
10. はじまりのうた(Instrumental)

XAI / WHITE OUT
XAI / WHITE OUT

神秘的。深さと透明感を兼ね備えた歌声を耳にした瞬間、そんな言葉が頭をよぎる。XAIの歌声には、計り知れない未知の表現力が詰まっているようなのだ。

そんな彼女が歌い上げるのは、映画同様、極限状態や絶望の淵にいる人々へ救いを与えるような楽曲。さらに、重なり合うシンセの音色や煌めくような電子音によって宇宙観ある壮大なサウンドスケープをも描き出している。しっかり刻まれたダンスビートを軸とした、そのエレクトロなサウンドは、劇中のオーケストラサウンドで魅せた未来世界の壮大さを、より刺激的な高揚感で包み込んだようでもある。

また、『WHITE OUT』は“アニメ盤” / “アーティスト盤”の2形態あり、アーティスト盤には「はじまりのうた」、さらにTeddyLoidの作詞・作曲による「Feeling Alive」、佐藤大の作詞、牛尾憲輔の作曲による「Somewhere in Night」、そしてミト(クラムボン)が作・編曲を手がけた「SILENT BIRD」なども収録。よりクラブミュージックに近いサウンドの楽曲からピアノを交えたバンドサウンドの楽曲まで、その範囲は幅広い。しかし、このような多彩なサウンドをも歌い上げ、独自の神秘的な空気を生み出すのがXAIという人間である。

彼女の未知なる表現力の扉はまだ開いたばかり。それ故に、今後どのような活躍をみせてくれるのか期待がますます高まる作品となった。

REVIEW : 劇中の世界へと引き込む音像

電子音からオーケストラサウンドまでの多様な音色で魅せた、映画『GODZILLA 怪獣惑星』のサウンドトラック。この1曲1曲のレヴューと共に、サウンドトラックから見える映画の世界観をぜひお楽しみください。

01. 怪獣惑星
高音で響くストリングス、地底で鳴るティンパニーのサウンド、力強いファンファーレのような金管に、広がる男性コーラス。最大の音域で魅せるこの壮大な音楽は、物語の始まりだというのに短調で暗く、この物語がハッピーエンドではないことを示唆しているようである。

02. 始まり
エレクトロなリズムは未来世界観を、そしてその上を流れるオーケストラサウンドは宇宙の壮大さを表現しているようである。メロディの旋律は美しいものの、一貫して不安気な空気をまとうこの曲の曲名が「始まり」であることに、映画を見てから納得してしまった。

03. ハルオの記憶
愛する両親、地球、全てをゴジラに奪われた憎ましき過去。オーボエの切なげな音色が、そんなハルオの想いと共に響く。最後に残るティンパニーの余韻は、ゴジラを倒すという強い復讐心が今もなお薄れることなく胸に刻まれている様子を思わせるようだ。

04. メトフィエス
異星人種エクシフであるメトフィエス。博愛精神に満ちた穏やかな口調の彼がまとう、どこかミステリアスな空気感を見事に表現した音楽。ハープの音色からは、ハルオを信頼し、危険を顧みずにハルオに協力する彼の芯の強さや優しさが感じられる。

©2017 TOHO CO., LTD.

05. 揺れる中央委員会
不協和音にも近い、不安げな音色。テルミンのような音は究極の選択に揺れる中央委員会の不安定な心情を表しているようだ。

06. 研究論文のファイル
ゴジラの撃退方法を研究し続けてきたハルオ。発達した未来のシステムでその研究論文を発表するのだが、細かく打ち込まれた電子音が、誰も成し得なかったゴジラ撃退方法を研究した彼の天才的な分析力や未来感を演出している。ミニマルミュージックの要素も感じられる1曲である。 

07. 分析結果
M6「研究論文のファイル」で打ち込まれた電子音に、印象的なオーボエのメロディが重なるこの曲。美しいのに、どこか不協和音のような雰囲気があり、この分析結果が彼らの運命を左右することを意味しているようである。

08. 亜空間航行
M7まで、登場人物の心情やSF感を表現する電子音が中心的だったが、この曲からオーケストラサウンドが強くなっている。行進曲のように細かく刻まれたスネアドラムが、これから彼らが地球へ出発するという興奮を表現しているようだ。最後、ストリングスと管楽器が16分音符でスケールを上り、そこで音が消える。そこから一瞬の空白を経てM9「地球」へと続くのだが、この数秒間からは思わず鳥肌が立つほどの、静寂の迫力を感じられるだろう。

©2017 TOHO CO., LTD.

09. 地球
今回のサウンドトラックの中で、最も「美しい」曲である。数秒の中に集約された、宇宙から地球を見た時の言葉にできぬ感情。女性コーラスの神聖な響きは、ストリングスや低音の管楽器たちによってさらに広がりのあるサウンドへとなっている。

10. 気配
危険な亜空間航行を見事成功させた一行。ようやくたどり着いた地球。そこで流れる、この不安気な「気配」。そう、彼らはやつの「気配」を感じ取ってしまったのだ。後半部分、メロディの裏で小さく鳴るティンパニーが、やつの足音にも感じられるだろう。

11. 中央委員会の決断
M5「揺れる中央委員会」とメロディはほぼ同じだが、音程はオクターブ低く、拍子もスローダウンされ、さらにオーボエ等のオーケストラサウンドが加わったことにより、中央委員会の決断の意志が感じられる曲となっている。同じ映画内で1つの曲のアレンジバージョンが用いられるというのは、映画全体の統一感が感じられるだけでなく、音楽的観点から映画を見る上でも非常に興味深い。

©2017 TOHO CO., LTD.

12. GODZILLA殲滅作戦
ティンパニーや低音楽器で男らしさのある曲となっているが、半音、または一音上がったり下がったりを整然と繰り返すリフが曲全体に不安定な雰囲気をもたらしている。本当にゴジラを倒すことができるのか?まだ確信を得ることができない彼らの心情が静かに描かれているようだ。

13. 演説
管楽器の響きが非常に軍隊的である。映像がなくとも、”軍”を連想させるこの曲からも、サウンドトラックが私たちを映画の世界へと引き込む一役を担っていることの重みが感じられる一曲である。

14. 突入
あまりにも雰囲気が違うために気づかない人も多いと思われるが、M4「メトフィエス」のメロディが使われているこの曲。「メトフィエス」ではハープの音色で優しく響いていたメロディもこちらではストリングスで力強く表現され、さらにテンポの良いリズムが軍の突入感を助長している。「メトフィエス」と比べて聞くと非常に面白い。

15. 作戦遂行
M5「揺れる中央委員会」とM11「中央委員会の決断」のメロディが再び用いられている。しかし、前述した2曲とは異なり、メロディが管楽器で奏でられ、テンポも上がっているために、作戦をいよいよ始めるぞという決断がより一層感じられる。

16. 2万年後
冒頭で刻まれる時計の針のような音。2万年という年月を経て、変わり果てた地球の様子を音楽で表現している。

17. ユウコの想い
サウンドトラック内で唯一、ピアノをメインとした楽曲である。幼年学校時代ではハルオの後輩でもあったユウコは華奢な女性ながら自ら連合軍へと志願。その繊細な見た目とは裏腹に強い意志をもった女性像が、落ち着いたピアノの音色で表現されているようである。

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18. 地球の文明
ハルオが両親を失った際に手にしていた、花。2万年後の地球の大地で、同じ種類の花を目にしたハルオは思わずその場に崩れ落ちる。今はもう変わり果てた地球だが、たしかに僕らの地球なのだ。メロディが美しいこの曲の後半部分が、そんなハルオの姿と重なる。

19. 急襲
低音で細かく刻まれたピアノの音の粒が、翼竜型ゴジラ「セルヴァム」のすばやい動きを感じさせる。最後の和音がオーギュメントコードになっており、闘いの終焉が悪い結果だったことを示唆するような曲である。

20. 撤退行動
「撤退」といってもゴジラと遭遇しないわけではない。ゴジラの出没予想地域を通らなければいけないという事実は、彼らに緊張を走らせる。1つのメロディリフが数度出てくることにより、印象的な楽曲となっている。

21. エクシフの伝承
「自己犠牲と奉仕による魂の救済」を教義とする独自の宗教で、ゴジラに蹂躙された地球を救うため過去に地球へ飛来した異星人種であるエクシフ。穏やかに響くストリングスの音色にM4「メトフィエス」のメロディが重なり、彼らの神聖な空気が漂うようである。

22. 退避
後半部分で急激に速くなるリズムと、徐々に管楽器が重なりクレッシェンドしていくサウンドが、手に汗握る展開を助長する。

23. リーランドの特攻
地球降下作戦の総司令であるリーランド。翼竜型ゴジラ「セルヴァム」の急襲により一時は早急な地球からの撤退を考えるも、ハルオの強い意志に押され自らゴジラ討伐のために命を絶つ。管楽器のファンファーレのようなサウンドが、彼の志を感じさせる。

©2017 TOHO CO., LTD.

24. 指揮官
分厚いストリングスが奏でるメロディはリーランドを失ったつらい現実を表現しつつも、細かく刻まれるスネアドラムのリズムが彼らの、下を向くことなく前進する様子をまさに表現した力強い一曲。

25. 作戦指示
ついに事実上の総司令を任されたハルオ。木琴の音色が曲全体を引き締めており、彼の落ち着いた作戦指示の様子が伺得られる。

26. 誘導
オーケストラサウンドから一転、エレキギターをメインとしており、他の曲と比べて非常に印象的である。オーケストラサウンドをバックに用いているため重厚感もあり、ゴジラとの闘いが始まったことをこの曲がさらに鮮烈にしている。

27. 勝つ為に
電子音的なサウンドの中でギターとオーケストラの音色が用いられているこの曲。その多様な音使いは、激しい戦闘シーンの映像と絶妙に融合し、このシーンを盛り上げる重要な一曲となっている。

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28. 揚陸艇発進
ストリングスやティンパニー、スネアドラムが刻む一定のリズムが軍の行進をも思わせ、揚陸艇の発進を表現している。後にもう1度用いられる16分音符のストリングスの音色がもたす切迫感は圧巻である。

29. サーモバリック爆弾
M28「揚陸艇発進」で刻まれていたリズムに様々な楽器が加わり、更に壮大さを増した一曲。後半部分の高音で飛び交うサウンドと、足音のように響く低音のリズムの融合は、音楽からだけでも非常に恐怖を覚えてしまう。

30. ユウコの戦い
M26「誘導」からM29「サーモバリック爆弾」までのインパクトある楽曲たちから一転。軍的なリズムを刻みながらも落ち着いた様子のこの曲からは、死をも省みないユウコの覚悟が感じられるようである。

31. 大関門突入
M28「揚陸艇発進」で印象的であった16分音符のストリングスの音色が切迫感を促し、ゴジラとの闘いが膠着状態であることが感じられる。

©2017 TOHO CO., LTD.

32. 総力戦
冒頭部分、高音で響く一音がハルオたちの緊張の糸を表しているようである。後半部分へかけてその緊張は増し、最後は重厚なオーケストラサウンドが余韻を残しながら消え、ハルオのセリフが放たれる。その瞬間は物語においても最も印象的なシーンであろう。

33. 安堵
絶望の中でひたむきに戦ってきたハルオたち。しかしこの曲からは、映画の中で唯一といっても過言ではないほどに希望にみちあふれた光を感じられる。冒頭のファンファーレのような管楽器、広がるストリングスの音色は、まさに彼らの安堵と希望を見事に表現したサウンドだろう。

34. GODZILLA
衝撃。その一言につきるM34「GODZILLA」。地底から響くような男性コーラスが、物語の劇的な展開に圧倒された私の衝撃をさらに煽るようだ。本物の敵・ゴジラの登場シーンで用いられるこの曲は、サウンドトラックにおいて最も壮大なスケールと展開で表現されているようにも感じられる。ぜひ映画館のサウンドで、この曲と衝撃を味わっていただきたい。

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INFORMATION

アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』公式HP
http://godzilla-anime.com/

この記事の筆者

[レヴュー] XAI, 服部隆之

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